定期点検整備記録簿のエンジンルーム点検

24ヶ月定期点検整備記録簿のエンジンルーム点検では、パワーステアリング・冷却装置・点火装置・燃料装置・バッテリ・電気配線・エンジン・公害発散防止装置といった項目があります。さらにそのなかでも細かくチェックをしていく項目が分かれており、それぞれに整備をするときの重要なポイントになっているのです。

24ヶ月定期点検整備記録簿のエンジンルーム点検では、まずはパワーステアリングからチェックをしていくことになります。ベルトの見た目について、劣化していないか、ゆるみや損傷はないかを確認しましょう。

取り付け部分にもゆるみがないか、ハンドルを切って異音を確かめます。そのほか、オイルの漏れや十分な量が確保できているかも重要な要素になります。車体の下に入って雑巾などを使って漏れがないかを調べることになります。

そして、冷却装置では、ファンベルトについてゆるみや損傷がないかをチェックして、冷却水の漏れも確認することになります。そして、点火装置については、スパープラグの状態を確認して、点火のタイミングも遅くなっていないか調べましょう。基本的にプラグは消耗品なのだと考えていいでしょう。また、ディストリビュータキャップの状態についても、プラグコードを外して掃除をしておくようにしましょう。

ほかにも24ヶ月定期点検整備記録簿のエンジンルーム点検では、燃料装置の状態をチェックしていかなければいけません。燃料漏れは、車内の臭いや車体の下などで確認していくことになります。また、アクセルを踏んだときの回転数の上がり具合によってリンク機構の状態も確認することになります。スロットルバルブの作動状況なども重要な項目になります。まずは漏れがないかを臭いで確認してから、細かなチェックポイントを調べていくようにしましょう。そして、バッテリや電気配線については、ターミナル部分と接続部分のゆるみや劣化を確認します。

エンジン部分では排ガスチェックが基本になりますが、エアエレメントの汚れを落とすことも忘れてはいけません。最後に公害発散防止装置ですが、この部分は排ガスチェックと重なる項目もあります。再循環装置や減少装置などがそれにあたります。ほかにも、排ガス還元装置や抑止装置などの状態も細かく見ていくことになるのです。


車検について